2016年02月

種の存続の装置としての糖尿病

テスト勉強に行き詰ったので、久しぶりにパソコン開きました。やっぱりスマホより断然快適だー

最近伊藤計劃に凝ってまして。
きっかけは

私はsupercell(ryo)さん世代
→EGOIST好き
→主題歌やってるサイコパス見るか
→お、CMでやってる「Project Ito」ってなんだか面白そうじゃん
という感じだったのですが、実際に「ハーモニー」読んだらすっかりはまっちゃったっていう。

ところが残念ながら彼は34歳で肺がんのため亡くなっているので。著作はあますところなく読んでおこうと思って、今片っ端から本を読んでます。

そこで、最近気に入ったのが「伊藤計劃 第弐位相」に収録されている「つぎはぎの王国から」というエッセイです。

その中で、糖尿病は昔人類が寒冷期に襲われた時、血糖値を上げて血液の氷点を下げることで、過酷な環境に適応したものだ、というような記述があるのです。例え糖尿病により親が死んだとしても、その前に子を成していれば、人類の存続のためには十分である、と。

最近糖尿病とかメタボリックシンドロームについて習う機会が多いのですが、では果たして人類はどうして糖尿病になるのか、メタボになるのか、という疑問を進化の面から考えるのはすごく面白いなと思いました。

人間はどうしてメタボになるのだろう。現代では忌み嫌われている内臓脂肪だけれど、飢餓状態に陥った時は肝臓にすぐに遊離脂肪酸を送り出せるから有利だったのかな、と思ったりして。

伊藤計劃は糖尿病の例から、「人間の全ては場当たり的な進化の産物に過ぎない。私達の『自我』『意識』でさえも」という論調に進みます。進化に有利であったから偶然生まれた「私」。

では未来、ハーモニーの時代になった時、自我は人類の進化において果たして必要なのだろうか……という考えから「ハーモニー」が生まれたのでしょうね。

また、こうした糖尿病のような病をも「場当たり的な産物」として考えた伊藤計劃は、自身を脅かし死に追い込んだ癌についてどう考えていたのだろう。そう思いながら彼の日記や著作を読みあさるこのごろです。


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お知らせ

高1から細細とやってきたこのブログですが、最近行き詰まってるので少し方向転換しようかなと思います。

前から少し書いていたのですが、私は実は医学生です。
最近思うこと考えることが段々医学に侵食されてるなぁと思いまして。
専門が自分と切り離せないレベルになってきたのかなと思います。

だから、このブログでもちょくちょく医学生っぽいことを書く(かもしれない)ので、今後ともよろしくお願いします。
漫画と本の感想はこれからも続けていきたい所存です。
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1月読書メーターまとめ

2016年1月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2144ページ
ナイス数:13ナイス

星へ落ちる星へ落ちる感想
江國香織のウエハースの椅子を読んでからこれを読んだので、私小説風の浮気に悩む女主人公2連ちゃん。金原ひとみは本当に読みやすい文体で素敵。元カレが吹っ切れる過程が好きでした。
読了日:1月26日 著者:金原ひとみ
マギ 28 (少年サンデーコミックス)マギ 28 (少年サンデーコミックス)感想
ようやくシンドバッド⇔ダビデの関係性が明らかになり、シンドバッドが真の黒幕感出てきましたね。そろそろ終わってしまうのかなぁ。先生がかねてから出したいとおっしゃっていた日本も出てきたし、クライマックス感あります。
読了日:1月26日 著者:大高忍
宇宙兄弟(3) (モーニング KC)宇宙兄弟(3) (モーニング KC)
読了日:1月26日 著者:小山宙哉
伊藤計劃記録 II (ハヤカワ文庫JA)伊藤計劃記録 II (ハヤカワ文庫JA)感想
ハーモニーの映画パンフレットを読んで、そこに抜粋されていた「人という物語」にひどく共感したので、この文庫を手に取りました。 肺癌の転移との闘い、自らの身体がCTでスキャンされデータ化されることへの違和感についての記述。ハーモニーや虐殺器官の世界観を描く作家の背景を知ることができる喜びがあると同時に、最終頁以降はどれだけめくりたくてもめくれないことへのやるせなさを感じます。
読了日:1月26日 著者:伊藤計劃
伊藤計劃記録 I (ハヤカワ文庫JA)伊藤計劃記録 I (ハヤカワ文庫JA)
読了日:1月26日 著者:伊藤計劃
伊藤計劃記録:第弐位相伊藤計劃記録:第弐位相
読了日:1月26日 著者:伊藤計劃
×××HOLiC(4)(KCDX)×××HOLiC(4)(KCDX)
読了日:1月10日 著者:CLAMP
×××HOLiC(3)(KCDX)×××HOLiC(3)(KCDX)
読了日:1月10日 著者:CLAMP
×××HOLiC(2)(KCDX)×××HOLiC(2)(KCDX)
読了日:1月10日 著者:CLAMP

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