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君の名は。 感想というか考察というか

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新海誠監督の新作、「君の名は。」見てきました。
新海作品は高校時代から好きで、「ほしのこえ」から「言の葉の庭」、Z会のCMまで全部見てます。
でも、知る人ぞ知る、というか知る人ぞどや顔をして語る、という感じだった今までの作品の展開から見ると、今作の大フィーバーは本当に驚き。
ずっとニッチな作家でいてほしかったっていう気持ちと、ようやく新海誠の時代がきたな? っていう感動とがごっちゃになります。
RADWIMPSとの共作の効果でしょうか。

さて、「君の名は。」ですが、今までの作品を全部見たうえで、やっぱりストーリーとして完全無欠だったように思います。
完全にセルフオマージュをにおわせるシーンがたくさんあって、それでも最後は今までの作品を見てきた観客が一番喜ぶような終わり方になってるんですもの。完璧すぎて唸りました。

以下ネタバレ含みます。





「新海監督で、またしてもボーイミーツガールもの、しかし今回は鬱っぽくない」
との前評判で、はじめは「秒速5センチメートル」の明るいバージョンかしらね、と思っていたのですが。

ほほえましい入れ替わりエピソードが終わり、「隕石」→「入れ替わりの時間差ミスリーディング」→「三葉の死をなかったことにするために奔走」
という怒涛の展開には本当に驚きました。先に映画を見ていた妹にネタバレされなくてよかった……
違う世界に取り残されてしまった女の子を救うために奔走する、っていうのは秒速というよりは、どちらかというと「雲の向こう、約束の場所」だなぁと思います。

「東京のイケメン男子にしてくださーーーい」と糸守の巫女である三葉が叫んだことにより、糸守の神様が糸守の町民が死んでしまう、という世界線を変えるために選んだのが、3年後の世界線の東京のイケメン男子であるとこの瀧であったこと。
神様パワーで偶然選ばれた二人の努力と、宮水神社が意味も分からず守ってきた慣習によって、無事に世界線を変えることができた。
神様からすれば、その時点で瀧と三葉のお役目終了で、お互いの記憶が消えてしまうことは当たり前なんですよね。神様的には覚えさせとく必要はないもの。二人は町を守る道具にすぎなかったわけですから。

じゃあ「秒速」と違って、なんで最後に二人は振り返り再会することができたか、というと、夢じゃないところで三葉が主体的に瀧に会いに行ってたからのような気がします。。
神様パワーにより「夢の中で」出会ったのではなく、現実世界で三葉が中二の瀧に会いにいって名前を告げ、組紐を渡したことで「神様が結んだムスビ」ではなく「二人が主体的に結んだムスビ」が生じてたからこそ、二人は最後に再会できたんだと思います。
だから、糸守の旅館で三葉の名前を一度忘れたときも、現実世界で結んだ組紐の効果により、瀧は口噛み酒のところを思い出すことができたのだし。

いくら神様に選ばれた運命の二人とはいえ、それをただきれいな思い出にするだけで、自分で動こうとしなければ結ばれないというのが「秒速」の貴樹の反省点だと思うのですが、今作の二人は神様パワーに頼らず、自分で動いたところが立派なのかな。
その分瀧も三葉も今までの新海キャラクターからすればだいぶ外交的でフットワークが軽かったし。
貴樹も種子島からでも明里に会いに行けばよかったのにね。きれいな思い出にしていないで。


隕石とはいえ災害をモチーフにし、慣習と神様パワーと未来からの祈りで災害の過去を変えられる、という展開はなかなかに大胆で批判されうるところもあるとは思いますが。
未来人が、災害とともに過去に取り残されてしまった人々に対して思いをはせ、よみがえってほしいと祈ること。
それが監督なりの3.11や熊本への考え方なのかなと思いました。
火事で燃えてしまった災害を記録する伝承、っていうのもすごいモチーフですよね。


新海監督が大好きな東京の街の描写は相変わらずすごく美しくて、中央線使ってる人にはドンピシャでした。
大人になった二人が電車の窓越しに気づくシーン、
あの代々木~千駄ヶ谷間、総武線と山手線がしばらく平行に走って行って、一瞬ぶつかりそうになるくらいまで近づくんだけど、その後すぐに無常に離れていくところな……! ここを舞台として使うなんてさすがJR大好き新海先生ですわ! って感じでした。(ニッチ
毎度おなじみのドコモタワーも健在でしたし。


今後新海監督がどのような作品を描かれるのかとても楽しみですが、この作品が一旦今までの作品の集大成となってしまった感があるので、次回作がどのような作風になるのか見当もつきません。
それでも、昔からのファンとしていつまでも追いかけていこうと思います。
ビジュアルガイドも買ったので、読み込みます!



トーキョー・クロスロードと新海誠
↑この記事では、濱野京子の「トーキョー・クロスロード」っていう作品の紹介をしています。
この児童小説も山手線が舞台のボーイミーツガール小説ですし、なにより解説に新海監督が「手の届かない誰かを見ているあなたに」っていう文章をかかれているので、要チェックー



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